大分材の家推進制度

目的

「大分材の家」は、大分県の環境や気候条件に順応する特性のある県産材を利用し、加えて耐久性に関する基準を適用した質の高い家です。
「大分材の家推進制度」は、金融機関がフラット35の融資条件を優遇することにより、大分材の家が建設推進されることを目的とします。県産材の利用拡大は、大分県内の森林整備につながり、ひいては土砂災害等を防ぐことになります。大分県、地元民間金融機関及び住宅金融支援機構は、相互に協力しながら「大分材の家」の建設を促進します。
制度の内容
大分県が推進する「大分県材の家推進制度」について、フラット35における金融機関の金利を0.1%優遇します。

 詳細/お問合せ先

  大分県土木建築部建築住宅課ホームページ


実施時期
平成18年9月1日より

建設基準

■ 構造材の50%以上に県産材を使用すること
 (県産材とは、大分県内の製材所で加工された国産材を言います。)
■ 耐久性に関する基準
○ 基礎の強化 基礎の地面からその上端までの高さは40cm以上とする。
○ 小屋裏換気措置 独立した小屋裏ごとに、換気上有効な位置に2ヶ所以上換気孔を設け、天井面積に対する有効  換気面積を下記のいずれかに適合させる。ただし、天井面ではなく、屋根面に断熱材を施工する場合は、小屋裏換気孔を設置しないことができる。
妻壁吸排気 吸排気両用 1/300以上
軒裏吸排気 吸排気両用 1/250以上
軒裏吸気・妻壁排気 吸気孔1/900以上、排気孔1/900以上
軒裏吸気・排気塔 吸気孔1/900以上、排気孔1/1,600以上
軒裏吸気・棟排気 吸気孔1/900以上、排気孔1/1,600以上
○ 床下換気・防湿措置
1、 外壁の床下部分には、壁の長さ4m以内ごとに有効面積300c㎡以上の換気孔を設ける。ただし、基礎断熱工法(床に断熱材を施工せず、基礎の外側、内側又は両側に地面に垂直に断熱材を施工し、床下換気を設置しない工法。)の場合は、床下換気孔を設置しないことができる。
2、 床下には、次のいずれかの防湿措置を講じる。
ア、 厚さ6cm以上のコンクリートを打設する。
イ、 厚さ0.1mm以上の防湿フィルムを敷き詰める。
○ 防腐・防蟻措置
① 次のアの箇所について、次のイの防腐・防蟻措置を実施する。
ア、 外壁の軸組等(木質の下地材を含み、室内側に露出した部分を含まない。以下同じ。)のうち、地面からの高さ1m以内の部分。
イ、 防腐・防蟻措置(次の(ア)から(オ)のいずれか)
(ア) IAS耐久性区分D1の樹種(ひのき、ひば、べいひ、けやき、台湾ひのき、すぎ、からまつ、べいすぎ、くり、ダフリカからまつ、べいひば、こうやまき、さわら、ねずこ、いちい、かや、くぬぎ、みずなら、べいまつ(ダグラスファー)、ウェスタンレッドシダー、アピトン、ウェスタンラーチ、カプール、ケンパス、セランガンバツ、タマラック又はパシフィックコーストイエローシーダー)による製材又は集成材等を用いる。
(イ) 外壁の軸組等にa、外壁の木質系下地材にa又はbを用いる。
 a: 防腐・防蟻に有効な薬剤を塗布、加圧注入、浸漬若しくは吹きつけした、若しくは防腐・防蟻に有効な接着剤を混入した製材又は集成材等。
 b: 防腐・防蟻に有効な薬剤を塗布、加圧注入、浸漬若しくは吹きつけした、若しくは防腐・防蟻に有効な接着剤を混入した構造用合板及び構造用パネル、パーティクルボード(Pタイプ)、又はミディアムデンシティーファーボード(Pタイプ)
(ウ) 柱に接続する外壁を通気層を設ける構造とする。
(エ) 柱が直接外気に接する構造(真壁構造)とし、軒の出を90cm以上とする。
(オ) 断面寸法12cm角以上の製材又は集成材等(化粧ばり構造用集成柱、構造用集成材、構造用単板積層材(LVL)又は枠組壁工法構造用たて継ぎ材)
② 基礎の内周部の地盤について、次ぎのア~ウのいずれかの防蟻措置を講じる。
ア、 べた基礎とする。
イ、 地面を一様に打設したコンクリート(布基礎と鉄筋により一体化となったものに限る)で覆う。
ウ、 薬剤により基礎内周部及びつか石の周囲の土壌処理を行う。
③ 浴室及び脱衣室の軸組(木質の下地材を含む)、床組(浴室又は脱衣室が地上2階以上の階にある場合は下地材を含む)並びに浴室の天井については、次ぎのいずれかの防湿措置を講じる。ただし、1階の浴室回りをコンクリートブロック造として鉄筋により補強した腰壁又は鉄筋コンクリート造の腰高布基礎とした部分の軸組及び床組は除くことができる。
ア、 防水紙、シージングせっこうボード等の耐水性のある下地材を用いる。若しくは、ビニル壁紙等の防水性のある材料で仕上げる。
イ、 浴室ユニットとする。(浴室部分のみ)
ウ、 ① のイによる防腐・防蟻措置を行う。

申請先

フラット35適合証明を申請時する際に大分県建築住宅センターへ申請してください。

取扱銀行

住宅ローン「フラット35」の契約締結日から10年間の金利を融資利率より0.1%優遇する。
  • 大分銀行
  • 豊和銀行
  • 大分信用金庫
  • 大分県信用組合
  • 大分みらい信用金庫
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申請書類ダウンロード(各1部提出)

[ 凡例 ]  E = EXCEL / W = WORD / P = PDF / 1 = 一太郎
設計検査申請時
大分材の家建設基準設計確認シート(設計時)    /  /  1 W P
竣工時
大分材の家建設基準確認申請書(竣工時)     /  1 W P
構造材使用明細書    /   1 E W P
大分材の家建設基準確認書(申請者用)    /  /  1 W P
大分材の家建設基準確認書(金融機関用)    /  1 W P
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